世界は今、人々が「生き方の術」を問われています。自然災害だけでなく、世界的な猛威を奮っているコロナウイルスが人々の命を奪い、人々の暮らしに侵攻してきています。恐怖が人の行動を縛り、コロナウイルスが生活を蝕むこのような時に、私たちはこの苦しさから脱却するために生きるための術を考えていかなければなりません。今、科学や医療だけでなく政治、経済、福祉、教育などあらゆる分野で術を問われています。

わたくしは、この苦しい状況の中で自分には何ができるのだろうと自問自答を致しました。そこで、これまで中国語を三十年あまり学んだことにより多くの友人たちに支えられてきたことに気付きました。それは語学を学んだことにより得られた宝物のような縁であります。そして、この縁を糧に何かの役に立てることができないかという思いがうまれました。

学びは、どんな状況でも続けていかなければなりません。学びを続ける方法を考えることは、コロナ禍でも絶対に止めてはいけない重要な課題になります。そして外国語は、グローバル化の中で必要不可欠な科目です。これから、ますます国際共通語となっている英語や使用人口が多い中国語は、日本の将来にとっても要となる言語になります。また異文化コミュニケーションの交流が盛んになるにつれ、なくてはならないものになってきます。このような時にコミュニケーションツールとしての言語を獲得できれば、各方面において役に立つことは間違いがありません。

そして、言語を獲得する方法が重要な鍵になります。その方法とは、言語環境を整えることが大切になります。情報化社会においてインターネットという便利なツールを利用することで言語環境を整えることができます。インターネットを使うことでコロナ禍でも学びに弊害なく世界の人と繋がり学びを深めて行くことができます。

わたくしはこの方法を学びに利用し、今まで培った友人やこれから構築できる友人たちの力を借りて、温かみのある語学スクールを運営していくことに致します。

「ドルチェ語学スクール」と名前を付けた由来についてですが、もともと音楽の意味である「和」を重視し、音楽用語である「ドルチェ(優しく、柔らかに)」の意味と合わせ名付けたものです。ここに、この語学スクールが和を持って人に優しく、温かみのある語学スクールであってほしいという願いのもとに開設致します。

是非、「ドルチェ語学スクール」を多くの人たちに活用していただき、みなさまの学びの助けになるようにと切に願っております。

代表 岩間真弓

 2021年4月26日